スポーツ・ホビー書籍店

一時間みてても　あきません
僕が波乗りを始めた　１９８３年そのころ佐藤さんのたくさんの写真を　見かけました。（最近はあまりお見かけしないような？）　高校生のころで雑誌を買う金がないので　地元のカフエに行っては　一時間も２時間も見入っていました（サーフインの雑誌が沢山おいてあったので）
そのなかに　佐藤伝次郎さんの名前が　外人のカメラマンが多い中　日本人の

カメラマンもこんなにいい写真をとるんだなあと　尊敬いたしました。
２０年経った　今　あの頃の写真の入ったものを買いあさってます。

内容に脱帽
１４人のロッドビルダーを取材、各ビルダー自身の人となりからロッド作製に拘る哲学的思考にまで踏み込んだ内容。バンブーロッドの歴史、人脈や技術的な思考など内容が盛り沢山。フライフィッシングを楽しむ方々にも是非一読を。
アメリカの竹竿職人たち―アメリカン・バンブー・ロッド工房探訪記
竹竿に対する思いや職人それぞれの個性や歴史が本書から読み取れて非常に面白い。
本書を読みあらためてロッドへ対する見方も深まったように感じる。
且つ、日本では手作り以外バンブーロッドにあらずという風潮もあるが、
アメリカの竹竿職人たちが割と機械化している点は興味深い。

アメリカの唯一といっても過言ではない伝統工芸であるバンブーロッドだが、

オートメーション、大量生産の優先するアメリカらしい職人ってことなのだろう。
その割には、高価で且つオーダーしてから数ヶ月以上も待たされるのは何故なんだろう？　　・・・と疑問を持った。
美しい写真と文章
米国に散在するフライフィッシング用の手作り竹竿職人を訪ね歩き、ひとりひとりを丹念に紹介している。著者自身の撮影による美しい写真と、飾り気のない淡々とした文章に好感。
著者のフライに対する造詣の深さと愛情が、職人達からリアルな言葉を引き出しており、アメリカのフライフィッシング史と職人達のドラマが浮き彫りになっていく。ドキュメンタリーならではの面白さ。フライ愛好家でなくとも一読の価値有り。